延期する、というとすこし語弊があるかもしれません。中国は独自の経済政策をもって人民元切り上げにいたる施策を着実に進めています。
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焦らし戦術に出る中国の言い分
焦らす、というとすこし語弊があるかもしれません。中国は独自の経済政策をもって人民元切り上げにいたる施策を着実に進めています。
が、それが各国の望むほどの規模ではないことに対する批判が、常にあります。
G7各国からの人民元切り上げ要求に対し、中国は常にマイペースをたもつか、場合によっては黙殺してきました。
中国政府にも、とうぜんながら国内的な事情があって人民元切り上げにいたるスケジュールを考えているわけです。ここでは、それをまとめてみます。
中国の人民元切り上げをしたくない訳:
アメリカへの反論として、アメリカの発表する中国の対米貿易黒字は、アメリカの中国支社による数字も含まれていて、純粋なアメリカの損を示しているわけでない、ということ。また、人民元を切り上げるとこうした会社の利益も損なうことになり、実際にアメリカの経営者や労働者の損にもなることがありえる。
これが反論その1です。もっともこれは事実は事実ですが、アメリカはそんなのは百も承知で人民元切り上げを要求しているわけですし、中国もそれは理解していると思います。ただ、そんな一方的には言いなりにならないぞ、というのを示すための反対の理論だと思います。
もっとも根本的な反論というか、人民元切り上げを(各国の要求よりも)遅らせる理由として、国内の経済事情があります。
これは単に経済の状況だけでなく、それをささえる社会基盤をも含みます。たとえば、人民元の切り上げというのは、実質的には変動幅の拡大というかたちで実施されると思いますが、それらを行うには、中国国内でそういった業務を遅滞無く行うための商習慣が十分に発達しないといけません。社会主義国である中国では、それはまだまだ十分に発達していない、というわけです。
さらには、そういった時間はお金といった習慣が発達したとして、中国の金融当局もまた、行政指導という強権発動ではなく、積極的な市場介入によってという「軟らかい手段」によって人民元の値段を維持しなければなりません。そういった業務拡大を一気に行うのは混乱のもとであり、ゆっくりと着実に経験をつんでいかなければならない、というのが中国がわの言い分です。
では、ぶっちゃけた話、中国は人民元切り上げなんかしたくないのか? というとそれも違います。
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