人民元が切り上がることは、個人投資家にとって利益になるのでしょうか?

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人民元切り上げのプラスとマイナス

人民元が切り上がることは、個人投資家にとって利益になるのでしょうか?


人民元切り上げにいたる各国の思惑は、すでに説明しました。これが各国のプラスとマイナスということになります。

もし、あなたが個人的に人民元口座を持っていたとして、どれくらいの利益が出るでしょうか?

2006年2月現在、人民元の価値は約8.11元=1ドル=約13円です。

人民元切り上げの三つのイベントといわれる、北京オリンピック(2008年)・上海万博(2010年)・辛亥革命(2011年)には、1ドル=5元前後にまで推移するのではないか、と言われています。30%以上の切り上げです。

人民元が通貨バスケット制を採用しているといっても、基準としては対ドルでいくら、というのを考えれば良いでしょう。ただし、問題はドルに対して円がどの程度の価値を持っているかも考えなければならないことです。


現在のあまり芳しくない景気動向を考えると、円安ドル高がすすむと思われます。そして、人民元が切り上がるというのは、人民元高ドル安です。結果として、人民元に対する円の価値は、対ドル以上に上がると思われます。

かりに、将来1ドル=5元まで進んだとき、日本円が1ドル=130円程度になっていると計算します。

1元=13円の100万円は、約76,923元となります。

これが、1ドル=5元・1ドル=130円とすると、約26円になります。

すると、約199万円となります。

ただ、通貨バスケット制を採用によってすでに1元=14円程度に円安が進行しており、それでいくと結果は170万円程度になります。

これはすべてがうまくいったとしての仮定の話ですが、理想的な数値から2割程度を引いて計算しても、かなりの高利率の運用方法といえます。

問題は、現在、人民元への両替や人民元口座の開設は、現地で比較的スムーズに出来るとはいえ、それらを円にもどしたりドルにしたりするのに制限があることです。

ただし、これらは人民元切り上げとともに自由化されると見られていますから、そんなに大きな不安材料ではありません。(もそそれが為されなければ中国の通貨市場の信用が落ちるわけですから、人民元切り上げとセットである程度の自由化も行わないと意味がないわけです)

むしろ、国際情勢に起因するさまざまな不測の事態に注意を払わないといけないでしょう。台湾問題や対テロ戦争の推移、それに対するアメリカの反応など、正直に言って予測のできない

もし、管理人に資金の余裕がある場合、人民元に投入する資産は、その運用資産のうちの0.5割~1割程度にとどめると思います。

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